ECサイト運営業に向いている人向いてない人
どんな職業にも適正がありますし、ECサイト運営にも適正があると思っています。
ECサイト運営の中でも色んな業務がありますが、包括して全体的に取り組むとした時に、ザックリ適正をまとめてみました。
実際に現場で私自身が毎日体感していることなので、この業界に対するイメージを持っている人は、現実とのギャップを考える為にも参考にしてもらえればと思います(笑)
ECサイト運営に向いている人
・ネット通販を利用したことがある、よく利用する ・他人のネット通販における購買心理に興味がある ・ちょっとした画像加工スキルがあり短時間でバナーやタイトル用画像を作れる ・出荷業務が苦じゃない、理解がある ・問い合わせ対応、電話対応もストレスなくこなせる
ザックリこんなところでしょうか。
やっぱり普段からネット通販を利用しているって部分は大きいと思います。いざ、その業務に携わった時にお客様の目線に立てるかどうかで考え方や動き方が変わってきますから。
それは問い合わせ対応にも活きてきます。お客様がこういう疑問を持つってことは、商品ページのこの部分に誤解があるんだなーとか。こういう情報が足りてないよなーとか。自分のお店を客観的に見れる感覚が必要だと思います。
あとは技術的な部分で、やっぱりある程度バナー画像や文字の装飾などは習わなくてもできるレベルぐらいは必要だと体感しました。例えわからないやり方が出てきても、無意識にインターネットを使って自分で調べる感覚でいないと厳しいと思います。
また、メルマガやサイトの体裁を自分で修正するためにもHTMLやCSS、Javascriptなどが書ければなお良いと思います。作ったバナーを自分でショップのトップ画面に反映させる事なんてしょっちゅうですから。
ECサイト運営に向いてない人
では逆に向いていない人はどんな人なんでしょうか。ちょっと想像してみました。 ・電話応対や人と話すのが苦手な人 ・とにかくパソコンだけを触っていたい人 ・ドロー系ソフトの操作が苦手な人 ・HTMLで体裁が崩れた際に原因を突き止められない人
こんな感じでしょうか。 でも、気持ちの持ち方次第でどれも克服できるようなものばかりです。
ECサイト運営に従事することになってからでも、ひとつひとつ勉強していけば半年もあれば一通りできるようになっているでしょう。
ただ、技術的な苦手ポイントはそうやって克服できますが、対人関係が苦手な人の場合は、考え方を変える必要があると思います。
まず、お客様なしではECサイト・Webショップなんて成り立たないことを理解しましょう。自分が作ったバナーも見る人も、登録した商品を実際にポチって買ってくれる人も、メルマガを読んでくれる人も全部お客様です。消費されなければ、自分の仕事が成り立たないということです。
ネットを通した取引では顔を見ることが無いため、どうしても文字だけのやり取りや、声だけのやり取りになってしまいます。表情を見ながら相手と話すとか空気を感じることができないわけです。
お客様はどうしてうちで買ってくれたのか?この問い合わせに何を求めているのか?どういう人がこの問い合わせをしてきてるんだろうか?どんな気持ちなんだろうか?など、相手の人物像を想像し、ひとつひとつ丁寧に応えていく必要があります。
数十件、数百件とそういう問い合わせをこなせば、お客様対応への苦手意識も克服できてきます。私も苦手な方でしたが、実際に現場で数をこなすことで徐々に克服できました。ここは、苦手だからと言って避けるのではなく、現場で飛び込むつもりで挑みましょう。